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熱処理の概要
熱処理とは
鋼を変態点(約730℃)以上の適当な温度に「赤めて(加熱)」「冷やす」ことにより鋼の組織を変化させて機械的性質を向上させます。
機械的性質とは
引張強度、疲労強度、衝撃値、耐摩耗性など


各熱処理の目的
焼入れ焼戻し
目的:強度と靭性の適度なバランス
浸炭焼入れ焼戻し&浸炭浸窒焼入れ焼戻し
目的:耐摩耗性、耐疲労性、耐衝撃性の向上
ガス軟窒化
目的:耐摩耗性、耐食性の向上
固溶化処理
目的:延性の改善と耐食性の向上
プレステンパ
目的:曲り直しや整形に非常に有効な方法
機械的性質と硬さの関係

硬くなると強度は増しますが、硬くなりすぎると逆に脆くなり強度が低下します。このため、焼入れ後の焼戻し条件の選択が重要になります。